年賀状じまいの文例と書き方|出す時期・マナーを解説
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「長年続けてきた年賀状、そろそろ整理したいけれど、どう切り出せばいいのだろう?」「相手に失礼だと思われないかな?」と、年賀状じまいを検討する際、ふとした不安を感じることはありませんか。SNSやメールが普及した現代、ライフスタイルの変化に伴い、年賀状のやり取りを終了させる選択肢は増えています。しかし、伝え方を一歩間違えると、これまでの関係性に角が立ってしまう恐れもあります。この記事では、相手への敬意を保ちつつ、円満に年賀状じまいを行うための適切な時期や、そのまま使える丁寧な文例をご紹介します。
年賀状じまいの基本と時期・タイミング
年賀状じまいとは、長年続けてきた年賀状のやり取りに対して、これまでの感謝の気持ちを丁寧に伝えつつ、次年度以降の送付を終了する意思を伝えるものです。これは単なる「連絡の打ち切り」ではなく、相手との良好な関係を維持しながら、新しいコミュニケーションの形へと移行するための、思いやりに満ちたプロセスといえます。
最も慎重に検討すべきは、伝える時期です。目安としては、相手が年賀状の準備を開始する前の「11月から12月初旬」にかけて通知するのが望ましいとされています。なぜこの時期が重要なのでしょうか。それは、相手が宛名リストを作成したり、ハガキを注文したりといった「作成作業」に入る前に知らせることで、相手に無駄な労力やコストをかけさせないためです。もし、相手がすでに年賀状を印刷し終えた後に通知してしまうと、せっかく用意した素材が無駄になってしまうだけでなく、相手の気持ちを損ねてしまうリスクも考えられます。「相手の手間を最小限に抑える」という視点が、年賀状じまいにおけるマナーの核となります。
伝えるタイミングには、主に3つの選択肢があるといわれています。一つ目は、次回の年賀状を送る際に、文末などに「来年度からは控えさせていただく」といった旨を添える方法です。二つ目は、夏の時期に送る「暑中見舞い」を利用する方法。三つ目は、冬の「寒中見舞い」を活用する方法です。相手との関係性や、ご自身のライフスタイルの変化に合わせて、最も自然な流れとなるタイミングを選択することが大切といえるでしょう。
また、言葉選びにも細心の注意が必要です。「年賀状をやめる」「終了する」といった直接的で断定的な表現は、新年のおめでたい時期にはふさわしくないとされることもあります。代わりに、「来年度からは控えさせていただく」「失礼させていただく」といった、柔らかく、相手を敬うニュアンスを含んだ言葉を用いるのが一般的です。
さらに忘れてはならないのが、「特定の人だけを除外しているわけではない」という配慮です。「一律にこのような形をとらせていただくことになりました」といった、全員に対して同様の対応を行っている旨を明記することで、相手が「自分だけ送らなくていいのか?」と戸惑ったり、拒絶されたと感じたりするのを防ぐことができます。これまでのつながりを大切にしながら、しなやかに次の一歩へ進むための作法といえるでしょう。
文例・書き方・テンプレート
年賀状じまいの文面を作成する際は、相手に不快感を与えないよう、言葉選びに細心の注意を払いましょう。文面には、以下の6つの要素を盛り込むのが基本構成とされています。
- 挨拶(時候の挨拶)
- 日頃のお礼
- 年賀状を辞退する旨(「控えさせていただく」などの表現)
- 今後の連絡方法(メールやSNSなど)
- 添え書き(近況報告など)
- 日付
文面を作成する際の最も重要なポイントは、「やめる」「終了する」といった、直接的で断定的な言葉を避けることです。新年のおめでたい時期に、一方的に関係を断ち切るような強い響きを持つ言葉を使うことは、マナーとしてふさわしくないとされています。代わりに「控えさせていただく」「失礼させていただく」といった、相手の気持ちに寄り添った柔らかい敬語を用いるのが賢明です。
「謹んで新春のお慶びを申し上げます。平素は格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。さて、誠に勝手ながら、私儀、来年より年賀状のやり取りを控えさせていただくこととなりました。つきましては、今後ご連絡を差し上げる際は、メールやSNSにて失礼させていただきます。略儀ではございますが、書中をもちましてご挨拶申し上げます。」 ※「私儀(わたくしぎ)」という言葉を添えることで、自分自身の都合であることを謙虚に伝えることができます。
「あけましておめでとうございます。いつも温かいお心遣いをいただき、心より感謝しております。さて、私事で恐縮ですが、ライフスタイルの変化に伴い、来年からは年賀状の送付を控えさせていただくことにいたしました。今後はメールやLINE等で近況をお伝えできれば幸いです。今後とも変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします。」
また、文面には「特定の相手に対してではなく、一斉に実施している」というニュアンスを含めることが大切です。「皆様へ同様のご案内をしております」といった趣旨を添えることで、相手への拒絶ではないことを示し、良好な関係を維持する助けとなります。さらに、今後の連絡手段については、相手のITリテラシー(LINEやメールの使用状況)を考慮し、「無理のない範囲で代替案を提示する」という配慮が、スムーズな移行の鍵となります。
注意点・マナー・よくある疑問
年賀状じまいを行う際に、特に意識しておきたいのが「相手への配慮」です。
まず、伝える内容が「特定の誰かを拒絶しているのではない」という点を明確にしましょう。「一律にこのような形をとっております」といった趣旨を添えることで、相手の心情を傷つけずに済みます。また、自身のライフスタイルの変化(仕事の繁忙期や、デジタル化への移行など)を理由として添えると、より自然な流れで受け入れられやすくなります。
また、注意点として、言葉選びのトーンがあります。前述の通り、「やめる」「終了する」といった断定的な表現は、新年のおめでたい時期にはふさわしくないとされています。あくまで「控えさせていただく」という謙虚な姿勢を示すことが、品位を保つコツです。
さらに、相手が年賀状の準備を進めている最中に通知してしまうと、相手に無駄な手間(作成済みの破棄や宛名リストの修正など)を強いてしまうことになりかねません。そのため、できるだけ早めの時期に、計画的に伝えることが推奨されます。もし、すでに年賀状を送ってしまった後に「実は来年から……」と伝えたい場合は、暑中見舞いや寒中見舞いのタイミングを見計らって、丁寧にお伝えしましょう。
よくある質問(FAQ)